
小さな人気パフォーマー
(モモンガファミリー)

モモンガのお父さんクライドは、みんなを楽しませることが大すきです。
村の広場でみんなが集まると、とくいのアクロバットやジャグリングのパフォーマンスがはじまって、子どもたちや赤ちゃんたちは大よろこび。
もちろん、モモンガの赤ちゃんエアロもお父さんのアクロバットが大のお気に入りです。
かっこいいお父さんのまねをしたくて、エアロもゆかでころがってみたり、ポーズをとってみたり。
ハンモックにゆられながら、お母さんのアストラに絵本を読んでもらっているときに、いきなりとびおりようとしてアストラがあわててだきとめたこともありました。
よちよち歩きながら、ジャンプしようとしてころんだときには、ひざをすりむいて大なき。
クライドとアストラは、
「このままでは、いつかエアロがけがをしてしまうかも。」
と心配になってきました。
「うーん、エアロがまねをしないように、しばらくパフォーマンスはやめておこうかな。」
と、クライド。
それからは、子どもたちがアクロバットを楽しみに広場に集まってきても、
「ごめんね。今日はお休みだよ。」
と、パフォーマンスは、なし。
子どもたちはもちろんエアロも、村中のみんなががっかりです。
そこで、
「エアロがアクロバットのまねをしてもあぶなくないような、いいどうぐがあればいいね。」
そう考えたクライドたちは、さっそく村の発明家、くるみリスのお父さんセドリックにそうだんにいきました。
話をきいたセドリックも、
「まかせて!」
と大はりきり。
「とびまわってもけがをしないようなどうぐがいいね。」
「なにより、楽しく遊べるように。」
「うーん。むずかしいね。」
そのとき、アストラに高い高いをしてもらっているエアロを見たクライドは、
「まるで、空中をとんでいるみたいに楽しそうだね……そうだ!」
と、すてきなアイデアを思いつきました。
そして、クライドがセドリックといっしょに作り上げたのは、かわいいパラシュートです。
「さあ、エアロとのアクロバットのはじまりよ。」
アストラの合図で、パラシュートをつけたエアロが木のえだからジャンプすると、ふわりととんで、ポーズをとったクライドがキャッチ。
エアロは大よろこびで、ふわふわとびまわったりジャンプしたり。
元気いっぱい、小さなパフォーマーは村のみんなの人気者になりました。





