思い出のペンダント

(森のわくわくログハウス )

ログハウスで長いお休みをすごした
シルバニア村のなかまたち。

そんな楽しいお休みも終わりに近づいたある日、
夕日をながめながらおしゃべりをしていた
ショコラウサギの女の子とキャラメルイヌの女の子が、
すてきなことを思いつきました。

「みんなにここで一番楽しかったことをきいて、
思い出の品を作ってプレゼントしない?」

そして、つぎの日。ふたりはさっそく、
みんなに一番の思い出をきいてまわったのです。

すると、みんなはつぎつぎと
楽しかったできごとを話してくれました。

「森でピクニックしたのが楽しかったわ。
きれいな木のみをたくさんひろったの。」
「赤ちゃんたちとかくれんぼ!おもしろかったな。」
「ハンモックでおひるね、さいこうだよ。」

みんなの話を聞いているうちに、
楽しかったことをいっぱい思い出して、
ますますログハウスがすきになった
ショコラウサギちゃんたち。

「いつもそばにおいて、
ログハウスの楽しさを思い出せるものがいいわね。」
と、ふたりでそうだんをして、
ピクニックでひろった木のみでペンダントを作って、
みんなにプレゼントすることにしました。

いよいよログハウスですごすさいごの日。

「みんな、ごはんだよ!あつまって!」

ショコラウサギのお父さんの声をあいずに、
楽しいバーベキューパーティーがはじまりました。

おいしいごはんのあとはみんなが大すきなやきマシュマロも!
たくさん食べて、あそんで、わらって、
みんなはおなかいっぱい、大まんぞくです。

そして、
「みんなにプレゼントがあるの。」
と、ショコラウサギちゃんたちがペンダントをわたすと、
みんなは大よろこび。

「シルバニア村に帰ってもこのペンダントを見て、
ログハウスのことを思い出してね。」
と、みんなに話をしているうちに、
ログハウスとおわかれするのがさみしくて、
ふたりはちょっとしんみりしてしまったのですが……。

「ほんとうに楽しかったね。また来週みんなで来よう。」

クマのお父さんのことばに、
「えーっ、また来週もログハウスに来られるの?」
と、ふたりともびっくり。

「なぁんだ。さみしくなってそんしちゃった。
来週はなにしてあそぶ?」
しんみりしてしまったことはすぐわすれて、
楽しそうにみんなで来週の計画をたてはじめるのでした。

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