小さなカメラマン

(ペルシャネコの赤ちゃん)

ペルシャネコの赤ちゃんはしゃしんが大すき。
そんな赤ちゃんに、お父さんとお母さんが小さなカメラをプレゼントしてくれました。

「わあい! ありがとう!」
赤ちゃんはいつもそのカメラをもち歩いて、パチリ、パチリ。
いろいろなものをしゃしんにとっていきました。

お父さんがダンスのれんしゅうをしているのを見たときには、
「お父さん、ポーズして。」
と、パチリ。

おかげでかっこよくきまったポーズのしゃしんがとれて、
「これはいいね! ありがとう!」
と、お父さんは大よろこびです。
お父さんにほめてもらえて、赤ちゃんもうれしくてたまりません。

それからも家族のかっこいいしゃしんがとりたくて、空をかんさつしているお姉ちゃんや、ぼうえんきょうをみがいているお母さんを見かけると、いつでもどこでも、
「はい、ポーズして。」
と、パチリ。

家族のみんなも赤ちゃんを見ると、思わずにっこりわらってポーズをとってしまうほどでした。

こうしてたくさんできあがったのが、みんながとくいのポーズをきめているすてきなしゃしんです。

「見て、見て。このみつごちゃんのねがお、かわいいね。」
「お姉ちゃんおすまししている!」
と、しゃしんを見ながら、家族のみんなも大もりあがり。

そして、これで家族のアルバムを作ることになったのです。

もちろん赤ちゃんは大よろこび。
さっそくアルバムにのせるための赤ちゃんのしゃしんをとることになりました。

ところが、かんじんのきめポーズがなかなかきまりません。
「どんなポーズにしようかな。」
大すきなしゃしんがたくさんのっている本を見ても、あれこれまようばかりです。

そこで、お父さんがいいことを思いつきました。
「赤ちゃん、カメラをもってこっちにおいで。」
と、お父さんが赤ちゃんを連れて行ったのは、大きなかがみの前。

「さあ、ここでしゃしんをとって。」
「うん!」
赤ちゃんはかがみにうつった自分にむかってパチリ。

こうして赤ちゃんが楽しそうにカメラをかまえる、さいこうの1まいがとれました。
そのしゃしんをひょうしにかざって、家族のアルバムがかんせい。

「これからも、すてきなしゃしんをたくさんとってね。」
みんなにはげまされて、赤ちゃんはますますはりきって、カメラをかまえるのでした。

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