ようちえんの音楽会

(森のようちえん)

ある日、ようちえんで音楽会がひらかれました。

ショコラウサギの女の子とシルクネコの女の子が
バイオリンとチェロのえんそうをしてくれたのです。

きれいな音楽に赤ちゃんたちは大かんげき。

「おねえちゃんたちすごいなあ。」
と、ショコラウサギちゃんたちにあこがれて、
がっきや音楽が大すきになりました。

とくにくるみリスの赤ちゃんとショコラウサギの赤ちゃんは、
がっきにきょうみしんしん。

お姉ちゃんたちのように、
すてきなえんそうがしてみたくてたまりません。

音楽会がおわったあと、
「しーっ。ないしょでね。」
と、ふたりはおいてあったチェロとバイオリンを
そっと手にとってみました。

そして、ショコラウサギちゃんたちのまねをして、
ゆみでバイオリンをひいてみたのですが……。

ギギギギギー。

バイオリンから出てきたのは、
さっきのえんそうとはぜんぜんちがうへんな音!

「えーん! がっきをこわしちゃった!」
赤ちゃんたちはあわててがっきをもとにもどしました。

ほかの赤ちゃんたちが楽しくあそんでいるときも、
ふたりはかたすみでしょんぼり。

みるくウサギの先生にそっとわけをきかれて、
「ごめんなさい、おねえちゃんのがっきをこわしちゃった。」
と、ふたりは泣きながらさっきのできごとを話しました。

「だいじょうぶよ。こわれたんじゃなくて、
バイオリンはきれいな音を出すのがとてもむずかしいのよ。」
と、やさしくほほえんでくれたみるくウサギさん。

そして、
「赤ちゃんたちにもがっきを楽しませてあげたいわ。」
というみるくウサギさんのアイデアで、
村のみんなから赤ちゃんたちにぴったりの
がっきをプレゼントすることになったのです。

かわいいラッパやてっきんに赤ちゃんたちは大よろこび。

ようちえんからは、毎日、
元気な音楽がきこえてくるようになりました。

そして、こんどはようちえんで、
赤ちゃんたちの音楽会がひらかれることになったのです。

村のみんながあつまってくれて、
みんな大はりきり。

先生のピアノにあわせて、
赤ちゃんたちがいっしょうけんめいえんそうすると、
ようちえんは大きなはくしゅにつつまれて、
かわいい音楽家たちのえがおでいっぱいになりました。

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